玲二の日々 2時間目
お風呂を5分で済ませなさいと言われた僕はザブンと頭まで湯船に入ってから洗い場でシャンプーを頭で泡立て全身に伸ばしてからシャワーで流した。
脱衣所に出てタオルで全身を拭く。
急いで居間に戻る。
「オーケーだよ、玲二。勉強の続きしな。」
「はい。」
兄ちゃんがにっこり笑っていたので安心した。
本当は昼間遊んでいた罪悪感もなんだか心地よかった。
「玲二!」
呼ばれて気付く。
うとうとしてしまっていた。
「どうして寝てるの!」
「ごめんなさい。」
「お尻、叩いてあげようか?」
「う、うん。」
僕は立ち上がる。
別に叩いてほしくなんかないんだけど。
「椅子に手付いて。」
言われたとおりにしてお尻を兄ちゃんに突き出す。
兄ちゃんは僕のズボンとパンツを下げてから僕の腰の位置を調節する。
「もっと上に向けて。」
「はい。」
パンッパンッパンッパンッ
「あっごめんなさいっごめんなさいっ」
パンッパンッパンッパンッ
「はい、目ぇ覚めた?」
「うん、ありがとう。」
僕はもう一度机に向かった。