僕の勝手な日々

お尻叩き、スパンキング、お尻ペンペン

玲二の日々 3時間目

今日は数学と社会。

何問か当てずっぽうで書いてしまった。

昨日勉強したはずなのに肝心なところが思い出せなくて悔しい。

ノートを見返すと簡単だったはずの答えが書いてある。

なんでこれをさっき思い出せなかったんだろう…。

 

「玲二〜今日も行こうぜ。」

「うん!」

 

こんな落ち込んだ気持ちは遊んで忘れよう。

 

でも遊んでるうちにだんだん不安になってくる。

風太、僕もう帰るよ。」

「え〜なんでだよ。つまんねぇ。」

「明日英語でしょ?僕英語苦手だから。」

「なんか玲二のそうゆうとこ、ダッセェな。」

「え…?」

「じゃあまた明日なー!明日でテスト終わりだから明日はいっぱい遊べるよな!」

風太は鞄を持って行ってしまった。

 

ダサい…か。

あーなんだかさっきより気分が落ち込んでる。

風太と遊んでる方が良かったかもしれない。

勉強だって僕は別にしたいわけじゃない。

兄ちゃんに怒られるからしてるだけだ。

 

家に帰ってからも勉強に身が入らなかった。

夕方になって兄ちゃんが帰ってくる。

「おかえり、兄ちゃん。」

「ただいま。どうだった?今日は。」

「うん…ちょっと良くなかったかも。」

そう言うと兄ちゃんの表情が変わった。

「昨日集中してなかったからだろ!」

「はい、ごめんなさい。」

「今日はちゃんと集中して勉強しろ!」

「はい。」

「いいか、1点減点につき尻10発だからな。覚悟しておけよ。」

「はい…」

 

テストなんて少なくても1問2点なんだから1問間違えるだけで20発だ。

考えただけでも目に涙が滲む。