お仕置き教育(低学年〜中学年)
低学年まではいわゆるおむつポジションでのお尻叩きだった。
懲罰部屋には床から80センチくらいの高さにバーがあり、小さい子は床に仰向けになって足を上げて足首をそのバーに固定される。
そして持ち上がったお尻をぶたれるということだ。
どんなに逃げ出したくても逃げられない。
どんなに暴れようとしてもお尻には鞭が落とされるのである。
8歳頃になるとその姿勢での鞭打ちは卒業となる。
次は立ち姿勢からの四つん這いだ。
この時のお仕置き教育が凄まじく厳しく、この教育によって僕たちはお仕置きを受けるプロになる。
きをつけの姿勢で並び、先生のお説教を受ける。
鞭を自分の方に向けられたらさっと右向け右をして尻を突き出す。
そして鞭を受ける。
「よし」と言われたら前を向く。
鞭を向けられ「四つん這い!」と言われたら「はい!」と返事をして四つん這いになる。
背中を反らせて尻を上向きに突き上げる。
そしてぶたれる。
あまりの痛さに姿勢が崩れると怒られる。
姿勢を正されてぶたれる。
「立て!」
「はい!」
鞭を向けられ右を向いて尻を突き出す。
バチンッ
「四つん這い!」
「はい!」
バチンッ
「姿勢を崩すな!」
「はい!」
バチンッ
「もっとしっかり突き出せ!」
「はい!」
ビシッ
「立て!」
「はい!」
こんなことを数時間やって、どんなにお尻が痛くてもお尻を突き出した姿勢を取り続けることを覚える。
ある日はクラスの10人くらいが並ばされて四つん這いの姿勢をとり(もちろん背中を反らせてお尻をくいっと突き上げた姿勢だ)いくつかお尻をぶたれたあと、何時間もその姿勢のまま先生の「よし」の言葉を待った日もある。
その間もいつ鞭でぶたれるかわからない。
少しでもお尻が下がるとぶたれるので僕たちは身体全体に力を入れてお尻を突き出していた。